武相荘 [生活]

今日は午前中の春嵐から一転、午後はすばらしい晴天に恵まれた。

雨中のタイヤ交換から帰宅して間もなくの晴れ間だったのでタイヤ慣らしを兼ねて
妻とドライブした。

行き先は「武相荘」。

「白洲次郎」の私邸であったが、今は一般公開されている。
http://www.buaiso.com/ ←公式ホームページはこちら。

いつも利用している私鉄沿線にあるのだが、あえて5台しかない駐車場に停められる
か運だめし。

わずか15kmのドライブだが、1時間近くかかるのは東京の興ざめなところ。
まあ、駐車場は無事に停められたので良しとする。

いろいろと悩むことが多いこの頃だったので、すっきりしたいと思いこの場所を選んだ。

私が彼を語るのは100年早いので、解説は研究者や書物に譲ることとする。
最近はNHKでドラマスペシャルをやっていた。

武相荘到着。
武相荘1.jpg

入口の看板。
武相荘2.jpg

著作権などがあるだろうから遠景ショットで。左に見える大きな写真が今は亡き武相荘
の主人。私の憧れの「オジサン」であり、なんとも粋である。(車も彼が所有していたものと
同じブランドを所有している。)
武相荘3.jpg

趣味が大工仕事というだけあり、彼の家には彼が拵えたと思われる粋な品々があふれ
ている。
武相荘4.jpg

戦後の昭和で物のない時代だったが、耕運機などを取り寄せて本格的に農業を行おう
としたところが偉大な合理主義者であり浪費家である。
武相荘5.jpg

これらは納屋の下にあたる部分になにげなく展示してあり、触ることができるが、観光客は
無関心。私だけが背をかがめながら納屋下に入り込み、これらの品々を愛でる。
武相荘6.jpg
特に水色の古いかき氷の機械は次郎が妻である正子のためにわざわざ買いにいったものだ。

白洲次郎が触ったであろう部分を手で触れ、彼のエネルギーを分けてもらう。


しんみりと時間を過ごすのもつかの間、途中団体客が到着、雰囲気台無し。


親友のロビンが彼に送っていたというウイスキーの樽。ほとんどの観光客が置いてある
ことも気がつかないで通過。
武相荘7.jpg
無粋な連中ばかりにすこし立腹。

私邸内の散歩道。
武相荘8.jpg

椿の花が見事だった。
武相荘9.jpg

邸内は撮影禁止だったので写真はないが、築古の味わいが素晴らしい(明治初期の建築)。
和装リフォームへの活用ヒントがたくさんある。

お茶をいただきながら自分の悩みを思い出して、白洲次郎ならどうするだろうと考えていると、

「てめえ幾つだ?4〇だぁ?俺がてめえの歳にはがむしゃらに働いていたんで、自分のこと
なんか考える暇なんかなかったぜ、まったく暇な奴だなこのバカ野郎」

白洲次郎の声が聞こえた気がした。

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コメント 2

プチ大家

なるほど。。。
ALDOさんの車は、
僕がいつかは乗りたいと憧れているSUV車を
出しているブランドですね!

白洲の話じゃなくてスミマセン。
by プチ大家 (2009-03-20 23:57) 

ALDO

当たり!
by ALDO (2009-03-21 00:19) 

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